デザインの力で熊本を元気に! Tシャツに見る新しい形の被災地支援


Tシャツを販売して得た収益を熊本や大分への義援金に充てる、2つのプロジェクトがSNSで話題を集めています。

・『熊本を着よう』ONLINE STORE

・加藤清正 Tシャツ [熊本地震チャリティ] がまだせ熊本!

義援金や支援金を集める最もオーソドックスな手法は、直接、もしくは振り込みによるものでしょう。また、商品やメニューの売り上げの一部を義援金や支援金に充てる支援方法も、東日本大震災の支援でもよくみられており、一般的です。

・ラーメンで復興支援! 「餃子の王将」が震災当時の炊き出しラーメン限定販売 野菜たっぷり550円のうち100円を義援金に

上記の2プロジェクトがこれらと異なるのは、「非常にデザイン性の高い」Tシャツを提供している点。「熊本を着よう」のTシャツは、熊本でプリントされたことを表現した「MADE IN KUMAMOTO」の文字に、4本足で歩く熊のシルエット。「熊本地震チャリティ」のTシャツは、「Gamadase! KUMAMOTO」(「がまだせ」は熊本弁の「がんばれ」)の文字に、熊本藩主・加藤清正のシルエットが描かれています。

商品紹介ページに “一般的な「復興支援Tシャツ」ではなく、皆さんの日常になじむアイテムとしてデザインしました” とあるように、普段着として(もちろん「おしゃれ着」としても)活用できそうな今風のデザインです。それを裏付けるかのように、企画者のブログによると、すでに注文が殺到しているそう。

こうした動きは、今の時代を反映しているように思えます。いかにも「被災地を応援してます!」感のデザインの場合、外で着るのは気がひける。結果、部屋着としての利用が主になるでしょう。つまり、購入者は善意で購買行動を起こしたわけです。式で表すと「善意>購入者のメリット」となります。一方、2プロジェクトの場合、「かっこいいな」と感じて購買行動を起こす。式で表すと「善意<購入者のメリット」となります。

前者と後者では、日本でようやく浸透してきたクラウドファンディングにおける、「寄付型」と「購入型」の心理状態の違いによく似ています。善意や応援だけでなく、なにかしらのメリットも求めるのが現代の支援なのかもしれません。Tシャツに限らず、デザイン性の高い商品による被災地支援プロジェクトがますます増えていきそうですね。

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